航空自衛隊の戦闘機をはじめとする航空機操縦者になる最も早いルートは、航空学生として採用されることですが、毎年3,000人以上の人が受験する試験で、競争倍率は常に30倍以上を維持する難関とも言えます。
今回は、航空自衛隊で航空学生等の採用を直接担当していた経験をもとに、航空学生の採用試験では何を見ているのかについて、お話いたします。
航空学生とは
航空自衛隊の操縦士を専門に育成する課程に航空学生というものがあります。
高等学校を卒業して、受験時21歳未満の方が対象の課程です。
2年間の航空学生教育を受けた後、約3~4年間の操縦教育(フライトコース)を経て、航空自衛隊の第一線のパイロットになることができます。
航空学生はパイロットを育成する専門の課程ですので、他の職種になることは基本的にありませんが、途中で罷免されないことが前提です。
航空自衛隊のパイロットというとブルーインパルスが有名ですが、航空学生出身の方が多数います。
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