どうして痛飛行機プロジェクトなのか

今年5月に好評をいただいた「エロマンガ先生公式痛飛行機プロジェクト」、そして現在「けものフレンズ痛飛行機プロジェクト」が進行中です。

Twitterで何人かの方から「どうして、痛飛行機をつくるのですか?」というご質問を受けますので、ちょこっと私の思いを書いてみます。


もともと考えていなかった

もともと、痛飛行機という概念というか企画というか。。そんなものは考えたことはなかったのです。

こう言ってしますと「なーんだ」と思われるかもしれませんが、痛車に代表される「アニメ・ゲームキャラクターを乗りものに描く」という文化は、やはり一部の人だけのものでした。

ただ、数年前に「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」というアニメ作品を好きになったこと。

当時、航空機使用事業会社に勤めていたこともあって、広告トラックがあるなら、広告飛行機があってもいいのでは?と考えて、営業会議で発案したことがあるのです。

結果は惨敗w

全員から反対意見をもらった上、「あいつは変な奴」というレッテルまで貼られました。

おかげで、「痛飛行機」という企画そのものが消えてしまいましたが、私の中ではくすぶっていたのでしょうね。

触れない飛行機

Twitter「空飛ぶたぬき」を始めたのは、痛飛行機案が没になった、2年後くらいです。

日頃の私は、休みは街中散策して、(唯一の趣味でもある)ゲーセンで音楽ゲーム(音ゲー)をするくらいなのですが、そこではお若い方と接する機会があります。

当時は、某音ゲーが上手な部類にはいってまして、羨望のまなざし・・というか、奇異な目でみられていたのですが、お友達が増えていくのです。それも自然に話しかけられる。

男性も女性も、年齢も小学生から私より高齢の方まで、学生さんや主婦、社会人の方・・・。

終いには、「音ゲーサークル」のような物まで発足して、代表までしてました。

そのサークルを通じて、世代の異なる人達と色々な話をすることができたのですが、私がパイロットと言っても信じてもらえない。

まぁ、当然ですよね。平日昼間にゲーセンにいるくらいですから。(当時はシフト勤務)

そこで、サークルメンバーを職場に招待して、飛行機を見せてみたのです。

なんていうのでしょうか・・・目の輝き?興味?色々な「すごい!」「面白い」という思いが分かります。

そんなに面白い?と聞くと、「だって、普段見ることはあっても、触れたりすることはないですし・・。」

その時、「飛行機は身近にあるけど、触れない存在なんだ。」ということに気がつきます。

自分で体験することが楽しい

音ゲーサークルの方は、年齢も性別も学校や会社も全く異なる人達です。でも、全員が「面白い」と話す。

日頃触れたことのないものに触れ、その説明を熱心に聞く。体験することが「面白い」のです。

この時に「もっと沢山の人に触れてもらいたい。」という思いができたのかもしれません。

飛行機趣味の人はもちろんとは思いますが、そうではない、全く興味の無い人でも、「触れること」の影響は大きい。

もっと沢山の人が、飛行機に触れて話ができる。そんな場所と時間を提供できないか。と考えるようになります。

エロマンガ先生の公式プロモーションとの出会い

フォロワーさんから、TwitterのDMが届きます。

内容は、アニメ「エロマンガ先生」が公式プロモーションを募集している。とのこと。

直感ではありませんが、何かひらめくものがあったのでしょう。まずは応募をしてみました。

あとは、トントン拍子に話がすすみ、皆さんがご存じの「エロマンガ先生公式痛飛行機」が完成します。

(トントン拍子の中身を知りたい方は、是非「痛飛行機製作記録集Memory」を購入(3,000円)下さいw:ご注文はメールでw)

最初はTwitterから、そして、yahoo等のニュースサイト、さらにはまとめサイト、個人のブログまで・・。

拡散は広範囲に及び、今でも、「エロマンガ先生の痛飛行機は何処に行けばみれるんですか?」という問い合わせがあるくらいです。

これは、エロマンガ先生の知名度や、日頃飛行機とは縁の無いアニメ関係の方の効果もあったのでしょう。

ただ、一般公開会場での来場者の笑顔、やっぱり「触れること」の大切さを感じました。

しかし、大きな問題も

プロモーション(広告)としては、成功だったと思います。ただ、必要な経費は大きな物でした。

何事にも、「やってみないと分からない。」ことはあります。

ただ、今回のエロマンガ先生痛飛行機は、収益を得る手段を封じられていたという現実もあるのです。

やはり、版権が大きな壁で、著名な作品だからこそ、版権という大きな壁がある。

事業として行うには、相当上手にやる必要があるんだなという事を学ぶことができました。

そんな儲けにもならないことを、なぜ再び?

ちょっと変なお話ですが、私はお話する事が好きなんです。

同じように空を仕事としている方はもちろん、飛行機や空に興味がある方、将来の仕事場を空と思う方、色んな方と話をしてみたい。といつも思っています。

Twitterを通してお話する事もできますが、やはり顔を見て話す事は大事だと思っています。

痛飛行機プロジェクトは、「人との繋がり」を作ることが出来るプロジェクトだと思っています。

今回は、公式認定ではありません。規模は大きくても「二次創作」の範疇です。

でも、人との繋がりは出来ると思っています。

また、公式という大きなバックアップなく、個人で何処まで出来るかという挑戦も含んでいます。

痛飛行機プロジェクトを通して

「沢山の人が笑顔になる」

「沢山の人と出会える」

「沢山の人と話ができる」

そんな思いを込めています。

けものフレンズ痛飛行機プロジェクト、成功させたいです(`・ω・´)

そして、少なくとも毎年、日本中の空港で行われる「空の日イベント」に参加出来たら良いなと思っています。


最後は宣伝のように成りましたね。お詫びいたします。

ただ、やはり基本は私の活動の理念でもある、「We Love SKY !」「日本の空をもっと楽しく」は変わりません。

今回のプロジェクトを通して、沢山の人との繋がりが出来ればいいなと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です